残酷生き埋めの生贄 神のために捧げる生贄。埋める前にその命を絶った。精一杯の生贄への思いやり。断末魔をあじあわせたくない。
その心根を漢字の形の中に書き込んだ。現代の字形はその気持ちさえ書き表すことができない。
手取り足取り 漢字を構成する要素として多いのが「手」「足」にかかわるものである。
楷書が一般化してから一見そう見えないほどに変形されているものがある。
それらの漢字について解説する。
どんな風に生まれてくるの 一体漢字の異体字はどうしてできるのか。現代発生する要因の一部を漫画調に書いた。
舶来品いっぱい 日本人の海外ブランド品崇拝には古代からの深い根がある。
馬・梅・菊の訓読みが証明する海外品移入の実体。
ひげなし 学参物(学習参考書など)の世界で「ひげなし」という文字群がある。
一般で使用されている漢字の字形が学校教育では不都合であるとされているのである。
どのようなものがあるのか。
ついにでました 異体字の論争は漢字だけかと思っていたら、ついに一般人にも仮名の異体字が認識されだした。
埼玉県のさいたま市が誕生した時だ。一体仮名の異体字とは何だろうか。
瓜桃麻に胡をつける心 胡瓜・胡桃・胡麻など頭に「胡」をつける熟語が多い。
中国にはなかったこれらの産品にはどんなものがあるか。どうして「胡」をつけたのか。
大きいこと 大塚という地名の発祥譚。
「大」には「おおきい」以外に「位が高い」という意味がある。
潮が先か塩が先か 「潮・汐」はどちらも「うしお」両者にはどのような関係があるのか。
さらに潮・塩どちらも「しお」という。どちらが先なのか鶏・卵の論争。
「しお」という詞はどのようにして日本に現れたのかの考察。
おはつせ 「姨捨」の意味。実際にあった「姨捨」。山形県尾花沢市の山刀伐峠と一刎部落の怪。
「馘」の意味。元寇の耳そぎ。現代の馘首リストラ。
日本の戦国時代の不思議、「首買いつけの中国人」。
階段の下 天皇・皇后の敬称は陛下である。
日本あるいは中国でもこれ以上の位はない方がなぜ「きざはしの下」と呼ばれるのか。
賀の祝い 60、70、77、80歳。老いの歳目にお祝いをする風習。日本の賀の祝はとても多い。
最高年齢は130歳まで用意してある。その歳と詳しい説明。
漢人も万葉仮名を使う(1) 日本人は外国語表記の時「カタカナ」を使う。中国人は外国語の名称を表記する時も使うのは漢字だ。
古代あるいは現代中国人が使う国名の漢字の万葉仮名的使用法。
漢人も万葉仮名を使う(2) 日本人は外国語表記の時「カタカナ」を使う。中国人は外国語の名称を表記する時も使うのは漢字だ。
現代中国人が使う西欧の映画俳優名の漢字の万葉仮名的使用法。
そのたびにやりくり 「都合をつける」の都合はなぜ「都」を含むのか。自らの幼児体験を通して「都合」のなぞに迫る。
はたけ譚 「はたけ」という日本語には「畠・畑」という2字の国字が作られている。
どうして2字できたのだろうか。
男女交際はやっぱり罪 「発覚」という言葉が日常あふれている。「発」「覚」の各漢字の持つ本来の意味は何か。
それがどのように使われるべきかを検証する。
地名を変えるってことは 地名はその地元の人たちが決めてきたことだ。でも合理化と称してその地名を時の政府がいじくりたがる。
こんなことが許されていいのだろうか。地名変更に関するドタバタ。
ちょっとした工夫だったのに 「勢」の上部左を「生」と書く妙な異体字が存在する。これは単なる遊びなのか。
実は漢字を扱う業種の中で是非ともこう書かなくてはならない人たちがいたのである。
依頼者もこの字が間違っているとは言わなかった。常識があったのである。
月は夜空に浮かぶ船 いま私たちが「月」と認識している字形には「月」ばかりでなく「肉」や「舟」がある。
「にくづき」は多くの人が知っているが、「藤・朝」は舟である。どういうわけでこれらが「月」になったのか。
古来、商人はサービス業だったのか 一時流行った日本人ユダヤ人同祖論。両民族はどこが似ているのか。
いや日本人に似た民族ならもっとそばにいた。それは「商」である。
「商」とはなにか。
スグリ 村主とかいて「すぐり」と読ませる。この読み方は韓国語であろうといわれる。
それに類する読み方は関東におおく存在する。それらを紹介する。



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